受託加工コラム

OEM COLUMN

食品受託加工会社の中でも、ここが違う!選び方のポイントとは?

当社のお客様は飲料メーカー様や食品メーカー様など飲食に関する分野が中心ですが、最近は他分野のお客様からのお問い合わせも増えています。SDGsの考え方が浸透し、自社で発生するバイプロ品の再利用方法を検討したい、地域で困っている食品残渣を自社製品へ活用できないか、とのご相談が多いです。
「食品残渣の加工=食品を加工する会社ができる」と思われがちですが、食品の受託加工会社にもさまざまな種類があり、必ずしも最適ではありません。今回は受託加工会社を選ぶ際に注目すべきポイントをご紹介します。

 

【はじめに:受託加工とは】

受託加工とは、メーカーや小売店などが自社で商品を製造する際に、加工を外部の業者に依頼することを指します。受託加工会社は、受けた加工作業に応じて、原料の調達、加工、検査、包装、出荷などの一連の作業を行います。
全ての作業を自社で完結されているケースもありますが、食品メーカーも同様に、新商品の開発や生産効率の向上などを目的に、受託加工会社との取引をおこなっています。受託加工会社は、一次加工(農産物の加工)、二次加工(中間原材料の加工)、三次加工(製品加工/シーズニング他)・・・個包装・パッケージ加工と、各工程毎に複数所在しています。各社得意とする業務や扱う素材が異なるため、受託加工を検討する際には、自社のニーズに合った会社を選ぶことが大切です

■受託加工のメリット

受託加工を行うことで、自社の生産能力や技術力に限界がある場合でも、商品の拡大や開発が可能となります。また、コスト削減やリスク分散、品質向上などのメリットもあります。具体例は下記のとおりです。

1. コスト削減

自社で加工設備を保有すると設備の導入費用だけでなく、メンテナンス・修繕費用、固定資産税などの維持費も発生します。また製造作業に必要な人材の雇用や育成する必要がないため、コストを削減することができます。

2. リスク分散

一つの受注先に依存することなく、複数の受注先を持つことができるため、リスクを分散することができます。また加工拠点を各地に分散させておくことはBCP対策にもつながります。

3. 品質の向上

受託加工会社は専門的な技術や設備を持っているため、高品質の商品を製造することができます。自社情報の開示に不安ある場合は、秘密保持契約書(NDA)を締結してから案件を進めることをおすすめします。

4. 生産能力の調整

受託加工会社を利用することで、自社の生産能力を柔軟に調整することができます。需要が急増した場合には依頼量の増加や依頼先を増やすことで対応し、需要が低下した場合には依頼量を減らすことで調整が可能です。

           受託加工について相談してみる           

 

【受託加工会社を探すポイント】

受託加工を検討する際には、依頼したい加工内容を明確にし、自社のニーズに合った会社を選ぶことが大切です。ここでは、食品の受託加工会社を探す際に重要なポイントをいくつか紹介します。

1. 業務内容を確認する

受託加工会社によって、扱っている業務内容や得意分野が異なります。まずは、自社が求める業務内容や必要な加工技術が提供されているかを確認しましょう。会社のWEBサイトであれば、「事業内容」「設備紹介」「受託加工」ページなどで情報が公開されています。当社の会社サイトであれば、下記ページが該当します。

※参考:「事業内容
※参考:「受託加工

 

2. 加工実績を確認する

食品原料にはさまざまな種類があり、同じ加工内容でも機械との相性があります。また衛生管理やアレルゲン管理も必要になるため、特定の原料のみ扱っていたり、受入れ可能な原料の種類を絞っているケースがあります。「加工実績例」や「商品紹介」などを確認し、加工を依頼したい原料を扱っているか確認することがポイントです。当社の会社サイトであれば、下記ページが該当します。

※参考:「事業内容
※参考:「受託加工

 
ただし受託加工会社は取引先と秘密保持契約を結んでいる場合、積極的に情報を公開していないケースもあります。該当情報が見当たらない場合は、直接問い合わせると製造可否について回答してくれます。自社で加工できない案件の場合は同業者を紹介してくれることもあるため、一度相談されてみてはいかがでしょうか。
 

3. 加工実績を確認する

自社の製品量やスピードに合わせて受託加工を依頼するためには、生産能力が重要なポイントとなります。加工機械にはさまざまな大きさがあり、小ロットに対応した小型機から大ロット生産に対応した大型特注品まであります。加工ロットに合った設備でなければ適切な価格でサービスを提供することができません。当社であれば大型設備が多いため、大ロットには適していますが、小ロットの場合は割高になってしまうケースが多いです。自社の製品に合わせた生産能力を持っている会社を選ぶことで、生産のスムーズな進行や納期の確保が可能となります。
受託加工ページを用意している会社であれば「加工ロット」を掲載していることが多いため、参考にされてください。
 

4. 品質管理体制を確認する

食品衛生法のもと、食品等事業者は食品の安全性の確保に努めなければならず、HACCPに沿った衛生管理が義務化されています。どの程度の管理を求めるのかはお客様の要望によって異なりますが、FSSC22000やISO、HACCPといった認証を取得しているかどうかや、品質保証体制の整備がされているかがポイントです。
また「オーガニック」を謳いたい場合は「有機認証取得工場」、商品によっては特定の製造許可が必要なケースもございます(医薬品製造許可、食品添加物製造許可など)。

 

5. 価格帯を比較する

受託加工会社の価格帯は、業界や企業によって異なります。見積もりを取る前に、自社の予算内で受託加工を依頼できるかどうかを確認することがとても大切です。
特に食品会社の場合、食品の安心・安全のため衛生面に気を付けています。食品を扱う受託加工会社も同様で、衛生管理・維持に関するコストがかかっています。そのため、衛生管理が不要な分野からのご依頼の場合、価格帯が合わないケースもございます。特に食品残渣の再利用をご検討の場合、「廃棄費用<加工費」となるケースも多いため、ご相談時に希望の価格帯もお伝えいただくことをお勧めします

受託加工を請け負う会社は取引先への配慮により、積極的に情報を開示していないケースが多いです。何か困ったことや知りたいことがあれば、直接問い合わせてご相談いただくことが問題解決の近道となります。当社でも受託加工のご相談について、お問い合わせフォームより承っています。お気軽にお問い合わせください。

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コラムの監修者

岡本彩

岡本彩

京都グレインシステム株式会社 経営企画室
管理栄養士/ウェブ解析士

入社から3年間は営業部に所属し、育児休業を経て、経営企画室に異動・立ち上げをおこないました。管理栄養士の知識を活かし、当社の加工内容や商品、関連情報をご紹介します。

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