受託加工先にKGSが選ばれる理由
当社とお取引いただいている企業様やお問い合わせいただいた企業様に、どうして当社へ受託加工のご依頼をいただいたのか、継続してご依頼いただいているのか、その理由について教えていただきました。お客様からご評価いただいたポイントについて、ご紹介していきます。
【理由①】品質管理と加工技術
当社で扱っている穀物は自然の影響を受けるため、同じ原材料でも年産や産地、収穫時期などにより、原料自体の形状や含有成分などが変動します。加熱処理された穀物は飲料や食品などさまざまな商品に使用されていますが、同じ原材料でも加熱方法や温度の違いにより味や風味が変わります。また各商品にはそれぞれ厳密な商品規格が定められています。そのため、原料由来の品質のブレを加工技術でいかに一定にできるか、ということが重要視されています。
当社では品種や使用設備、焙煎時間などのかけ合わせで幾通りにわたる豊富な試作実績をデータとして蓄積しています。お客様のご要望に沿った商品の加工や商品提案が可能です。また各項目における基準値や許容範囲を設定し、客先規格を満たせるように加工時に微調整をおこないます。そのため、原料由来の品質のブレを最小限に抑え、品質が安定した商品の提供をおこなっています。
【理由②】オリジナル設備
当社で導入しているほとんどの設備は、機械メーカーから購入後、自社で調整・改造を加え、オリジナル仕様へと改良しています。また蓄積した加工データを踏まえ、よりよい製品が作れるように、定期的に設備の改良工事もおこなっています。そのため、他社様には真似ができないオリジナル設備を多数所有しております。
お客様によっては、当社へ受託加工を依頼されたあと、お客様の工場で同じメーカーの設備を導入されて内製化を検討されるケースもあります。しかし、当社と全く同じ設備を導入することは非常に困難なため、当社加工品と同じ品質に仕上げることができず、当社への受託加工へと戻されるケースもございました。
当社で可能な加工内容については、こちらをご参照ください。事業内容
【理由③】FSSC22000認証取得と取引先の実績
2018年6月に食品衛生法が改正され、原則全ての事業者に“HACCPに沿った衛生管理”が制度化、社会における食の安心・安全への意識が高まっています。当社では、2012 年に食品安全マネジメントシステムに関する国際規格である「FSSC22000」を主工場である奈良工場で取得しました。社内に食品安全チームを設置し、食品安全方針に基づいてマネジメントシステムの運用を行い、認証取得した奈良工場以外の工場でも同様に運用しています。
現在はHACCPに沿った衛生管理が制度化され、FSSC22000の認証取得が主流になりましたが、2012年頃から取得している企業は少なく、国内大手飲料・食品メーカーから重宝され、国内大手メーカー様と取引が可能となりました。国内大手メーカー様との取引実績が増えたことで更に信用度が上がり、業種を超えて新たなメーカー様との取引を増やしています。
FSSC 22000のご紹介
【理由④】在庫・生産管理
当社では原料の荷受けから出荷まで、各工程について全て記録をとり、社内トレースが取れるように管理をおこなっています。各記録は、2名以上かつ複数の部署にてダブルチェックをおこない、データ管理しています。
当社では月に1回生産計画会議をおこない、翌月の生産予定は前月に計画しています。しかかし、飲料・食品の売れ行きは天候に左右されることもあり、お客様から製造量の急な変更依頼が多々ございます。ご要望に応じて、可能な範囲で生産計画を調整したり、昨年度の生産実績や出荷ペースを見ながら、製造量を調整しています。そのため、競合他社様と比較すると、欠品の発生が少なく、賞味期限切れ商品の発生が少ない、とご評価いただいています。
【理由⑤】従業員が若い
お客様が受託加工工場の切り替えを検討される理由の1つとして「受託加工先従業員の高齢化」があります。高齢化による工場閉鎖のリスクや、HACCP管理対応やデジタル化対応を断られたなどの背景があり、工場で働く従業員の年齢を確認されるケースがあります。
当社で働く従業員は20~30代が中心で、若い力が発揮されています。定期的に中途採用もおこなっており、人員不足の恐れが低いです。また社内には3つのプロジェクトチーム(サプライチェーンとの関係性や品質向上を目指す「食品安全チーム」/事業活動における環境配慮をテーマに活動を行う「省エネチーム」/社員が安心安全に働ける職場環境の醸成を行う「安全衛生委員会」)を設置し、各部署より適任者を選出しています。各チームメンバーは定期的に交代し、社内全体のスキルアップを図っています。
工場見学に来られたお客様からは「活気のある工場だ」とご評価いただいています。
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