当社では「奈良工場」「石川工場」「旭川フードデザイン研究所(北海道)」「長浜工場(滋賀県)」と5つの工場を所有しています。メインの工場は奈良工場となり、FSSC22000認証を取得している唯一の工場です(2022年6月時点)。奈良工場で運用しているルールを他工場でも導入し、安心安全な商品の提供に努めています。
各工場で所有している加工設備や規模は異なります。そのため、受託加工をご希望の際は「加工内容」や「使用原料の種類」「加工数量」「原料供給先/納品先」を考慮し、各工場での加工をご案内しています。なお石川工場は、焙煎大麦の加工・既存商品の製造を中心に稼働しているため、新たな受託加工品の製造は予定しておりません。

当社のメイン工場である奈良工場は、近鉄奈良駅から車で40分程の山中にあります。各工場の中で最も敷地面積が広く、敷地内に複数の工場棟を設置しています。「蒸し乾燥」「焙煎」「大豆専用ライン」「微粉砕」など多数の加工設備を所有し、アレルゲン原料は「大豆」「小麦」「ゴマ」の扱いがあります。
蒸し乾燥ラインや焙煎機はペットボトル飲料向け原料の加工がメインとなるため、大型機を中心に揃えています。受託加工案件のほとんどは奈良工場でお受けしていますが、加工数量が少ない場合は「旭川FD研究所」でのご対応をご案内しています。
また奈良工場では「FSSC22000」「有機JAS認証(一部対象外のラインあり)」「食品添加物製造工場認証(微粉砕ライン)」「保税工場認証」「医薬品製造許可(刻み加工)」を認証取得しています。加工数量に応じて新たな設備の導入もおこなっておりますので、まずはご相談ください。

旧中学校跡地を旭川市から購入し、旧校舎・体育館を改修し、試作開発型の工場として稼働しています。北海道では広大な大地を活かし、稲作、畑作など大規模で生産性の高い農業が展開されていますが、農産物を飲料原料や食品原料へと加工する中間加工業者が北海道内にはあまり多くありません。これまで当社が培った熱処理加工の技術を活かし、北海道産原料やバイプロ品を中心に試作開発、加工をおこなっています。
多種多様な原材料を加工するため、積極的に設備を導入しています。現在は小型機を中心に設備を揃えているため、小規模な加工も可能です。奈良工場の設備では合わない加工数量でも、こちらの工場で対応しています。現時点ではアレルゲン原料、動物性原料の受け入れもおこなっています。

当社主力製品である焙煎大麦について、「地元生産者」及び「北びわこ農業協同組合」にご連携・ご協力いただき、長浜市で高品質な麦茶用大麦を栽培してもらっています。生産地の近くで焙煎加工をするため、長浜工場を新設し焙煎大麦の加工をおこないます。焙煎大麦加工のために新設した工場のため、現時点では大麦の加工のみ受け入れる予定です。
2022年6月時点では、建屋の新設、敷地内の整備が完了し、第1期工事が終了しました。現在は試運転や試作を開始し、本格稼働に向けて準備を進めています。工場見学をご希望の方については、順次ご案内をしております。