受託加工コラム

OEM COLUMN

【試作品】大豆コーヒーのご紹介とカフェインマネジメントの重要性

コロナ渦以降、在宅ワークが増加したことでコーヒーの消費機会が増え、仕事のリフレッシュや気分転換のためにカフェインを摂取するケースも増えました。一方で、カフェインの過剰摂取が問題視され、特に若者を中心に「カフェインマネジメント」という考え方が広まっています。
健康意識の高まりやストレス社会の中で、大豆コーヒーは健康志向の人々に支持されてきました。本記事では、当社で新たに試作した大豆コーヒーの特徴やメリット、さらにカフェインマネジメントの重要性について詳しくご紹介します。

 

【大豆コーヒー(試作品)のご紹介】

 

大豆コーヒー(試作品)

大豆コーヒーは通常のコーヒー豆ではなく、大豆を焙煎して作られています。原料が「大豆」のため、カフェインは含まれておりません(注:商品や製法によっては含まれるケースがあります)。そのため、カフェインの摂取を制限したい人やカフェインに敏感な人にとって、大豆コーヒーはカフェインマネジメントの一環として選択されることがあります。
またコーヒー豆とは異なる風味や甘みがあり、栄養豊富な大豆の栄養素を摂ることができます。当社の試作品では北海道産大豆の半割品を使用し、バッチ式の焙煎機でじっくりと焙煎しています。焙煎後、粉砕加工することも可能ですので、ご要望に合わせて調整いたします。

①栄養価

原材料に大豆を使用しているため、大豆の栄養素が丸ごと入っており、ビタミン類やミネラル類が豊富です。特にビタミンB群やカルシウム、マグネシウム、鉄などが含まれており、健康効果が期待できます。また大豆にはイソフラボン類が含まれており、女性ホルモン様の作用を示すとされ、更年期障害の軽減、生活習慣などに起因する糖尿病の改善、骨粗鬆症の予防、脂質代謝の改善などに効果的と言われています。

②風味

抽出液の色がコーヒーの色に似ているため「大豆コーヒー」と呼んでいますが、本来のコーヒーとは香りや味が異なります。大豆由来のナッツのような風味があり、大豆由来の香ばしさや甘みがあります。またコーヒー豆に比べると苦味や酸味が少なく、まろやかな味わいが特徴です。豆の使用量や抽出方法によっても風味やコクが変わります。

今回の試作品は当社の旭川工場で試験・製造をおこなっています。本生産については同様の設備が奈良工場にあるため、奈良工場での製造も可能です。ご希望に応じてサンプル送付も可能なため、ご興味がございましたらお問い合わせください。

          大豆コーヒーについて相談してみる          

 

【カフェインマネジメントの重要性】

健康志向の高まりに伴いデカフェ、ノンカフェイン市場が活性化していますが、カフェインの摂取による「タイパ(=タイムパフォーマンス)」の向上効果も期待され、カフェインの適切な摂取が見直されています。コーヒーやカフェインの上手な摂取を目指す「カフェインマネジメント」という言葉も使われるようになりました。
カフェインマネジメントとは、カフェインの摂取量やタイミングを適切に管理することです。カフェインは、エネルギーの向上や集中力の向上などの効果がありますが、摂りすぎると不眠や神経過敏、消化不良などの問題を引き起こす可能性があります。以下に、カフェインマネジメントのポイントをいくつか紹介します。

①適切な摂取量を把握すること

一般的に、健康な成人の場合、1日あたり300-400mgのカフェイン摂取量が推奨されています。コーヒー抽出液100mlあたりのカフェイン濃度は60㎎程度で、マグカップで3杯程度がコーヒーの推奨量と言われています。
そのほかカフェインを多く含む食品中の濃度については、厚生労働省のWEBサイトをご参照ください。(外部リンク)

②個人の感受性を考慮する

カフェインの感受性は個人によって異なります。カフェインの摂取による眠気覚ましや集中を高める効果だけでなく、睡眠の質や不安感などの影響を自覚し、摂取量を調整することが重要です。

③摂取のタイミングを調整する

一般的にカフェインは、摂取後約30分から1時間で最大の効果が現れます。そのため、集中したい作業前や運動前、昼寝前の摂取が効果的です。一方、過剰摂取の影響としては「不眠症・頭痛・イライラ感・脱水症状・めまい・吐き気」などが挙げられます。個人差はありますが、カフェインの摂取は就寝時間の6時間前を目安に控えることが推奨されています。

④代替品を検討する

カフェインの摂取量を適切に管理するためには、カフェインを含まない代替品の検討や積極的な摂取も効果的です。代替品例として「 ハーブティー」「フルーツジュース」「デカフェコーヒー」などが挙げられます。ただし、一部の代替品には砂糖やカロリーが含まれる場合があるため、バランスの取れた食事と適度な摂取量に留意することも重要です。

 

カフェインマネジメントを意識しながら、大豆コーヒーを積極的に取り入れることで、健康的な生活スタイルをサポートすることができます。大豆コーヒーの豊かな風味や甘み、そしてカフェインフリーの特徴を活かして、心地よい飲み物として楽しむことができます。ご興味がある方はお問い合わせフォームよりご相談ください。

          受託加工について相談してみる