事業内容・加工技術
システム会社?
いいえ、皆さまの食卓を陰で
支えている会社です。
日本のスーパー・コンビニの棚には、健康志向を反映し、穀物由来のペットボトル飲料がたくさん並んでいます。 それらの飲料を陰で支えているのが、穀物素材を加工し飲料原料に変えている、京都グレインシステム株式会社です。 当社で加工した穀物が、ペットボトル飲料をはじめ、お菓子や製パン等に使用され、皆さまの食卓に届いています。 近年では、飲料事業から食品、健康食品・医薬品へと事業を拡大しています。 これまで飲料事業向けに培ってきた技術を磨き、並びに新たな技術を取り込み、開発に努めています。
1
蒸し・乾燥(α化)ライン
【有機JAS認証ライン】
生米は硬く消化しにくい(β-デンプン状態)ですが、水を加えて加熱することにより、デンプンの構造が緩み、消化されやすくなります(αーデンプン状態)。急速に乾燥(水分を飛ばす)することで、再びデンプンの構造が戻ることを防ぐことができます
当社では大型の蒸し機を2台、浸漬タンクを複数台所有しており、お米の場合は日産50tの大量製造が可能です。
また浸漬時に発芽処理を行うことも可能です。
2
焙煎ライン【有機JAS認証ライン】
当社では「熱風焙煎、熱風ドラム式焙煎、直火ドラム式焙煎」を各複数台所有しており、原材料や用途に合わせ、使用する焙煎機を選択しております。また各焙煎機は、当社オリジナル仕様にカスタマイズされ、当社技術が詰まった機械となっております。
焙煎の種類によっては、生産量のスケールアップ・ダウンも可能ですので、お客様のご要望に合わせて幅広くご提案いたします。
3
パフ化(膨化)ライン【有機JAS認証ライン】
パフ加工とは、膨化加工と呼ばれる熱処理方法です。
高圧下にて、原材料を加熱した後に圧力を一気に開放することにより、内部に存在するわずかな水分を一気に空気と置換します。
膨化によって無数の小さな空洞が内部に形成され、成分が密に詰まった固い食材が膨らみながら「サクサク」の柔らかい食感に変化します。(注:素材によって食感は変動します)
一般的には、ポップコーンやポン菓子のような形態が想像されますが、当社のパフ加工は原料由来の形状を保ったまま膨化していることが特徴です。
4
大豆専用ライン(きな粉)
【有機JAS認証ライン】
大豆アレルゲン専用の「焙煎・粉砕・包装」の一連の加工を行っております。(主にきな粉を製造)
アレルゲン素材を扱うため、入荷から出荷に至るまで他原材料とは隔離しています。ラインの専任者は、製造時に除電服を着用、移動の際には白衣を着用し、他製品へのコンタミを防いでいます。
5
微粉砕ライン【食品添加物製造認定ライン】【有機JAS認証ライン】
当社では気流式粉砕を採用しており、比較的熱が入りにくい方法で微粉砕加工を行っています。原料投入~粉体排出まで1秒弱で加工できるため、
原料に対して熱ダメージを与えにくいという特徴があります。
上記機械は分解洗浄が可能なため、衛生的に加工を行っています。
また粒度分析測定器(セイシン企業:レーザーミクロンサイダー)を所有しているため、自社で粒度分布測定が可能です。
6
生薬原料の刻み加工事業
【医薬品製造業許可】
2017年5月に医薬品製造業(刻み加工)許可を取得し、医薬品の刻み加工の受託加工を受け付けております。(当社奈良工場)
製造許可を取得してから日が浅いため加工実績は少ないですが、お客様からは「受託費が相場よりも安い」「品質が良い」「納期が早い」と高評価をいただいております。
【加工実績:十薬、甘草、桂皮、サラシア、ギムネマ、シダ 他】
7
輸出入事業
中国に合弁会社や協力会社があるため、中国や東南アジアへのネットワークを持っています。中国茶(烏龍茶やジャスミン茶他)の輸入を行うだけでなく、その販路を活かし、海外へも原料供給を行っています。
またアジアからアメリカ、欧州に向けてのネットワークを広げています。
【輸出実績:中国(焙煎米パウダー、抹茶他)、タイ(焙煎米パウダー、緑茶パウダー他) 他】
8
保税倉庫内加工事業
当社奈良工場では、保税工場の認可を取得しており、外貨原料を持ち込み、受託加工を行うことが可能です。現在は1アイテムに対して申請許可・加工を行っております。(各アイテム毎に申請が必要)
受託加工をご希望の際には、申請・検討を行いますので、一度ご相談ください。