きな粉

KINAKO

大豆専用(きな粉)ラインのご紹介

FSSC22000の食品安全管理システムのもと、大豆アレルゲン専用の「焙煎・粉砕・包装」の一連の加工をおこなっています。 農産物のため、仕入れた原料の品質にバラつきはありますが、原料の品質に合わせて火の強さや焙煎時間などを微調整し、仕上がりの品質を一定に保っています。 また有機JAS認証ラインのため、有機JAS原料の受託加工も可能です。大豆原料の調達もおこなっておりますので、原料調達、製造依頼などお気軽にご相談ください。

アレルゲン管理とは

FSSC22000追加要求事項としての項目に、アレルゲンの管理が含まれています。 製品に存在するアレルゲンは、設計による、または製造時の交差接触による場合のどちらも明示されなければなりません。 また製品は、清掃・洗浄およびラインの交代手順、製造順序による意図せぬ交差接触から保護されなければなりません。 また食品を取り扱う従業員は、アレルゲンの認識および製造手順に関する特定の訓練を受けることが望ましいとされています。
当社で定めた12項目からなる厳しい衛生管理基準のもと、アレルゲンに関するルールを定め、原料荷受・製造・出荷時の交差接触を防いでいます。

【きな粉ラインのアレルゲン管理/運用ルール】

  • 大豆専用ライン専用の出入口・更衣室を設置。
  • 入荷から出荷に至るまで他原材料とは隔離し、指定場所以外での保管を禁止。
  • 製造ライン担当者を専任化し、専任者以外の立ち入りを原則禁止。
  • 専任者は製造時に除電服を着用し、専任者がそのままの服装状態で別ラインで作業することを禁止。
  • アレルギー物質を含む製品の製造後の切替清掃について清掃マニュアルに沿ってすべての項目を適切に実施する。この時ライン担当者は残留タンパクチェックで清掃状態の確認を実施する。合わせて品質管理担当者のクロスチェックを実施し、清掃状態に問題のないことを確実にする。

きな粉の製造方法

原料の状態や気温・湿度に合わせて、焙煎温度や時間を調整し、品質がぶれないように厳密なデータ管理のもと、製造をおこなっています。現在は受託製造がメインですが、当社で原料を調達し製造を行うことも可能です。
まずは大豆原料を篩選別し、バッチ式ドラム型半直火焙煎機(珈琲焙煎機を改造したもの)を用いて焙煎します。熱バーナーで下からドラムを温め、ドラム横から乾いた熱風を取り込み、大豆を焙煎します。 その後、割砕機で荒砕き加工をおこない、風力選別機にて大豆皮を除去します。さらにピンミル式粉砕機できな粉へと加工します。各加工工程は独立しているため、丸粒から粉砕まで各形状での対応が可能です。

  • 丸粒状

    丸粒状

  • 粗砕き状

    粗砕き状

  • 粉末状

    粉末状

焙煎工程

割砕~粉砕工程

KGS大豆専用ラインのメリット

大量製造が可能 大量生産に適応させるため、焙煎機や割砕機、ピンミル式粉砕機などを当社オリジナルに改良・改造しています。現在、日産3~4tのきな粉を製造することが可能です。大量製造をご希望の場合、コストダウンのご提案が可能です。
有機農産物の製造可能 有機JAS認証ラインのため、有機農産物の受託加工が可能です。アイテム毎に申請が必要なため、ご相談ください。
作業員が若い きな粉の食用歴は長いため、製造歴の長い会社や工場が多数ありますが、作業員の高齢化を懸念され、仕入先様が代替工場を検討されている話をよく聞きます。当社工場の場合、作業従事者の割合は20~30代が最も高く、若い人材が活躍しています。
FSSC22000認証取得 当社奈良工場ではFSSC22000を認証取得しており、食品安全管理システムのもと製造しています。きな粉を製造する工場ではFSSC22000を取得されているところは少なく、当社工場は認証を受けている数少ない工場です。